ブログを運営する人にとって日々の記事作成やネタ探しは永遠の課題です。特にブログ初心者にとっては、テーマ探し・記事の執筆に何時間もかかってしまうこともあります。特にいざパソコンの前に座ってもテーマがないと書き出せません。そんな悩みを解決するために「 ブログ記事の書き方 」について紹介したいと思います。
要点は以下の通りです。
- アイデアは思いつく度にメモをとり、「下書き」に貯める
- 空き時間で調べた情報は下書きに書き溜める
- ある程度の情報が貯まったら、表現や体裁を整えて記事を作成する
思考の整理術で
『思考の整理学』とは筑摩書房から出版されている外山滋比古氏の執筆した文庫本で、1986年に第一版が発行されて30年以上経った今なお読まれ続けている有名な一冊です。本書の中で「整理術」についても記述されております。上質で独創的な思考の形成や知識の収集には、ただ漠然と情報をかき集めるだけでは不十分で、その情報を最大限活用するには「整理術」が必要なのです。
整理術の本質は「忘れること」であり、面白いと思ったアイデアを忘れて時間という波に揉ませることにより、そのアイデアの「選別」「熟成」「発酵」を行っているのです。
この整理術には、以下の5つのステップがあります。
- 収集(インプット)
- 情報の手入れ
- 忘却および選別
- 体系化(メタノート化)
- 発表(アウトプット)
並行作成・熟成記事作成方法のメリット・デメリット
メリット
- 自分の調べた過程を記事に残せる
- その時に気になったことや疑問点、それを解決するためにどのようなことを追加で調べたかなど。
- 下書きでも残しておくと、記憶に残り生活に対する着眼点が変わる、気づきが増える
- 時間を置くことによる発効が進む
- 勢いで書くよりも、情報が整理されてより良い記事が書きやすい
- 一記事集中よりも疲れない
- 他記事を執筆する中で思いついたアイデアを分割して整理して記事にすることができる
デメリット
- 記事の旬を逃してしまう
- 一つの記事を作成するまでに時間がかかる
- 毎日更新したい人、記事数をすぐに増やしたい人には不向き
- 最終的に発散してしまいまとまらないことがある
並行作成・熟成記事作成方法の作り方
大から小へ細分化
1. 初めにタイトル・カテゴリー・フォーカスキーワードを決める
2. 章立て・小見出しを書
3. 内容を一文ずつ、箇条書きで書く、画像の挿入
4. 全体の流れを見返す
5. 文章に肉付けを行う
6. 文の体裁を整える
要点だけで記事の骨格をつくる
4.→5.のときの注意点、文の体裁を整える前に500~1000文字の内容にする
それまでのキーワードを強調する
3.の段階までで出てきたのは、その記事の骨・筋となる部分。
逆に言えばこれらの部分を拾い読みするだけで書き手の意図が伝わるような記事の構成にしたい。
5.の体裁を整える段階で加筆されるのは、それらの要点を補足するための説明文や具体例の紹介などの文である。
それらの文と区別するために、強調して目立たせる。
日頃の情報収集と記録が大事
アイデアを逃さないように常にメモを
良いと思ったアイデアは、すぐに書き留めないと後から思い出すのに非常に苦労します。
私はスマホでメモを取り、それをメールでPCに送信しています。
調べた記事のURLを記録する
様々な調べものをすると、沢山のサイトを訪れるため、どこからどの情報を得たのか忘れてしまいます。
記事を書く際に参考にしたり、引用するためにも役にたったサイトのURLは保存しておく。
下書きに保存・記事を公開したら一度忘れる
記事の価値をPV数で測る
自分が100%納得した記事を書き上げてから公開するという心意気も大事ですが、全体の90%まで書き終えており、最後の10%のために何ヶ月も記事の投稿ができないのであれば見切りをつけて投稿してしまうのも一つの手です。
なぜなら自分で全力を出し尽くして書き上げた記事が必ずしも読者の関心をひけるというわけではないからです。
逆に自分の思いもしなかった記事がアクセスを集めてしまい、慌ててその記事を加筆修正するということもブログ運営では往々にしてあることです。
時の試練を経験させる
時間をおいても忘れなかったものは、それは本当に自分が大事に思っているもの。また、自分の中に知識として血肉になっており、自分なりの言葉・解釈で伝えることができる。
公開記事も見返して更新する
公開して数ヶ月したら記事を一度読み返すチャンスです。以前自分が投稿した情報が古くなっていないか、また誤った情報を投稿していないか読み返します。この時ブログ全体で人気の記事と関係性を作ったり、またアクセスが集まらない機種は複数の機種を統合するなどの再編集作業が行えます。
最後に
ブログやインターネット記事は、第三者によるチェックがありません。記事を書いて公開ボタンを押したらすぐに世の中に出てしまうため、書籍のように大多数の人によって読まれてブラッシュアップされることは稀です。それどころか、読まれない記事は大量の情報に埋もれて日の目を見ることなく古い情報となってしまいます。
なのでブログの記事はせめて自分で熟成させてから公開してもいいのでは、と思います。なおお気づきの方もいらっしゃると思いますが、何を隠そうこの記事も、今回紹介した方法で書いております。今後時の試練を経験させて、また修正を加えて記事を熟成させていく様子も記録していく予定ですのでお楽しみに!
第一回公開日:2018年1月13日
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