結婚指輪 は二人が夫婦であることを示すだけでなく、その指輪を付けると相手のことを想うことのできる、そんな素敵な指輪と巡り合いたいですよね。今回はご縁があり晴れて結婚指輪を探すこととなりました。結婚指輪は様々なブランドがあり、有名どころで言えばティファニー・4℃・アイプリモ・スタージュエリーなどがあります。その中からお気に入りの指輪を見つけるのは楽しくも迷ってしまう大変な過程です。
「このブランドがいい」や「オリジナリティがあるのがいい」とか結婚指輪の選び方はカップルの数だけあるのではないでしょうか。
オリジナリティの表し方も、指輪の裏側に二人だけの刻印を入れる、一からデザインを自分たちで考案して作る、その指輪の製作工程すらも自分たちで行いたいというカップルなど様々な指輪の形があると思います。
今回はそんな唯一無二の結婚指輪を探す過程で私たちと同じように悩んでいる人たちにとって役立てるような結婚指輪の選び方、大事にしたところ、そして最後の決め手を紹介していきたいと思います。初めに紹介しますと私達が選んだ結婚指輪のブランドは「杢目金屋」というブランドです。なぜ私たちがこの「杢目金屋」を選んだのかそしてこの「杢目金屋」にはどういう特徴があるのかを紹介していきたいと思います。
結婚指輪 へのこだわり
私たちが結婚指輪に求めたことは「オリジナリティ」と「唯一無二」ということ、そしてその「製作過程に何らかの形で携わりたい」または「自分たちで手作りをしたい」ことです。特にこの自分たちが「指輪の製作過程に携わりたい」という点では非常に悩みました。指輪の製作に携わるのも色々な形があります。
自分たちで手作りしたい DIY
一つは完全に自分たちで指輪の製作を行うこと。これは例えば鎌倉調金工房さんやケイ・ウノさんで行うことができます。
鎌倉彫金工房さん
ケイ・ウノさん
この動画を見ると初めは1枚の棒からそれを丸めて溶接し、削り、叩いて自分の指と合うように広げ、そして指輪の裏側に刻印をすると言う製作工程のほとんどの部分を手作りすることができます。例えばカップルでお互いの指輪を作りあったり製作過程を写真や動画に収めるとその製作過程もが思い出になります。ちょっとした失敗もそれを見るたびに二人で一緒に作ったなあという思い出を共有することができます。また仕上げはプロの指輪職人が行うので器用でない人でも指輪を仕上げることができるという口コミを多く見かけます。
オリジナルデザインを鍛造製法
続いてはオリジナルデザインの指輪を一から作成する場合です。これには例えばTANZOさんやichiさんなどがあります。これらは自分たちでデザインを決めた指輪を「鍛造」という手法で一から作るという、まさしく唯一無二の指輪を作ってくれます。本当に人とかぶらないような指輪が作りたいという人や自分たちの中でデザインが明確に決まっているという人はこれらのオリジナルデザインから指輪を作るということも考えていいのかなと思います。
TANZOさん
ichiさん
この鍛造製法の伝統的な製法では、金属の塊をたたいたり、伸ばしたりして棒状にし、それを曲げて溶接し、リングの形にする刀鍛冶のようなイメージで、職人の技量が必要とされ一個一個が手作りですので特別感が強くまた非常に頑丈であるという特徴を持っております。
ここまでリングのデザインについてオリジナリティを見てきましたが、そもそも指輪に使われるダイヤモンドは唯一無二の存在ですし、こういったダイヤにこだわって指輪を選ぶということもありかと思います。
私たちの結婚指輪へのこだわり
こうした色んな唯一無二やオリジナリティも見てきたわけですが私たちが私たちなりに出した考え方を紹介していきたいと思います。これは決して自分たちの考えを押し付けているというわけではなくて、こういう考えもあるんだな、と参考程度に読んでいただければ幸いです。
手作りDIYはシンプルデザインと仕上がりが不安
はじめに一から自分たちで手作りする工房タイプの指輪ですが、手作り感・唯一無二感という部分で非常に心を惹かれたのですが、作れる指輪のデザインはシンプルなものに限定されてしまいます。例えばシンプルな指輪がいいという方には向いていますが、複雑な模様やデザインにしたいと言う場合には不向きです。制作過程という点では確かに唯一無二なのですが、デザイン面では少し他の人と代わり映えがしなくなってしまうのかな、と思いました。
また自分たちで作って万が一大きな失敗をしてしまったら、という不安も少なからずあります。結婚指輪は毎日そして一生つけ続けていきたいものなので、ちょっとした製作工程の失敗でいびつな形だったり裏の刻印がずれてしまったら不安だなと思います。
それすらも結婚の思い出になるといえばなるのですがやはりある程度はプロの職人やブランドの持つ安心感というものを頼ってもいいのかなという風に思いました。
選択肢の多さと職人さんに完全依頼
続いての商品ついてはオーダーメイドの結婚指輪です。この結婚指輪のデザインを選べるということや鍛造という工程にも心を動かされたのですが、何よりデザインを一から決められるという選択肢の広さが逆に大変そうだなというふうに思ってしまいました。
もちろん指輪のサンプルや見本もあるのですがそれらをどう組み合わせてどのようにオリジナルデザインを決めるかというところで非常に悩みそうだったのでこのフルオーダーメイドの指輪はやめようと思いました。
またこのオーダーメイド型の指輪はデザインが決定した後は職人さんに製作が任されるので品質は安心なのですが、自分たちが製作に携わる、ということはどうしても難しくなります。
両者とも非常に良いのですが一長一短ありまして工房型は自分の手で作成できるという体験が得られる一方デザインはシンプルなものでオリジナリティを出すのが難しそうなのと職人製作の安心感がないという点です。
またフルオーダーメイド型はデザインも自分たちで決められるためオリジナリティはあり、それを職人が作成するという安心感があるのですがその製作工程には自分たちが携わることができないという点があります。
オリジナルデザイン、手作りと職人技術の良いとこどりの「杢目金屋」
しかし私達は最終的にこの両方の長所を兼ね備えた指輪ブランドを見つけました。それがこの「杢目金屋」です。
杢目金屋さん
まず始めに杢目金屋の「木目金」とはなにかと言うと江戸時代に誕生した金属の色の違いを巧みに操り木目の模様をもつ金属を生み出す高度な技術です。かつては武士の刀の鍔の部分を飾った技術で、伝統を受け継ぐ木目金職人がオーダーを受けて一つ一つ丁寧に手作りしてくれるという指輪です。この伝統の技術を使って生み出される木目模様は世界に一つだけの模様です。さらにこの木目金の一枚の板から二人の指輪を繋がったまま丁寧に作り、その一つの指輪を二人の手で分かち合うことで対の指輪が完成します。もともと一枚の板から作られた指輪の木目模様は二つ合わせることでつながりを確認出来て、世界に一対の結婚指輪はまさしく唯一無二の指輪です。
杢目金屋さん HP
この杢目金屋の最大の特徴である「繋がる形」は一つにつながった指輪をお二人の手で分かち合うことで二つの指輪が完成するというコンセプトです。つまり指輪制作工程に自分たちが関わることができ、さらにこの元々繋がっていた痕跡すらも指輪のデザインとして残すことが出来ます。もちろんその時の分かち合いの体験を写真や映像に残すこともできます。杢目金屋のこのコンセプトは世界的にも認められグッドデザイン賞をはじめ様々なデザイン賞を受賞しております。
この杢目金屋は先ほど言ったように、指輪の製作に携わりたい、自分たちの手で作りたいという要望をこの「繋がる形」の分かち合いの儀式から実現でき、指輪のデザインのオリジナリティはこの様々な種類の金属が作り出す木目模様が表してくれて、そして最後に伝統を受け継ぐ木目金職人の高い技術とこの杢目金屋というブランドの丁寧なデザイン相談やアフターサービスが安心感をもたらしてくれます。
つまり、私たちが探していたコンセプト通りの結婚指輪に出会えたということです。実際に杢目金屋に指輪の見学に行った私はつい興奮してしまい、とんとん拍子にデザインの打ち合わせが進みそして見積もりをお願いしていました。また別の記事でその時のオーダーメイドの流れと分かち合いのセレモニー、最後の受け取りまでを紹介していければなと思います。
打ち合わせでオーダーメイドリングの作成の流れはこちらからどうぞ。
購入後のカスタマイズも充実していて指輪のサイズ直しやクリーニングなどのメンテナンスは一生涯無料ですし、石や刻印の追加も有料で行うことができます。例えば、記念日に互いの誕生石を交換しあったり、子供が生まれたらその名前を指輪の内側に刻印したりという風にできて今後も二人の思い出を指輪に刻んでいけるという点が良かったです。
杢目金屋さん HP
些細なことかもしれませんがこの刻印に漢字を使えるっていうのが個人的にいいなという風に思っています。多くのお店であるようなアルファベットはどうしても文字数が多くなってしまうので名前やメッセージを入れたらすぐにいっぱいになってしまうでしょう。それに対して漢字が刻めれば自分達の名前を入れても十分にスペースがあるので、石だったり、その他に感謝の言葉や将来生まれてくる子供たちの名前のスペースも確保することができます。
そしてこの杢目金屋の「わかちあう」というコンセプトは同じ一枚の板から指輪を作るという風に紹介しましたが、結婚指輪だけでなく婚約指輪も一枚の板から作ることができます。また自分たちの指輪だけでなく、両親やそして将来の子供達ともわかちあうことができます。親へのサプライズとしてペンダントやネクタイピンなどを、指輪を作った板と同じ板から作成してプレゼントすることができます。
杢目金屋さん HP
その木目金の板は追加料金を払えば保存しておくことが可能で、例えば子供が生まれた時にその残っている板からベビー指輪を作ってあげたり、結婚10周年を記念してその板から新たな記念指輪やアクセサリーを作ってプレゼントすることができます。
結婚前に作ったこの一枚の木目金から子供の誕生、10年後の結婚記念日そして将来に向けても何かプレゼントを作ってあげられる、次にプレゼントができるまでの長いあいだを幸せにしたいという想いを持ちました。
最後に
ここまで色々とちょっぴりこだわりの強い結婚指輪への思いを紹介してきましたが私達は最後に納得する指輪に巡り会えたと思っています。色々なブランドがあり、またカップルの形によって色んな選択肢があるかと思いますがこの記事が結婚指輪選びを悩んでいる人達にとって少しでも参考になればいいなという風に思います。
コメント