職場に1年間の育休取得を相談・報告したタイミングとそのリアクション

仕事

最近法改正により男性の育休取得が推進される動きになってきております。実際に私の職場でも2022年中に出産予定の男性従業員に育児休暇取得の意向があるかの調査を受けました。私は5月に第一子を授かって、6月から「 1年間の育児休暇 」を取得したいと考えています。
2021年度に男性の育休取得率が増加したという厚生労働省の雇用均等基本調査結果がございますが、いくら世の中の流れができていても自分が職場の上司や同僚に育休を取得したい、と相談するのはまた別問題です。 緊張や不安、周りに迷惑をかけてしまうのではないかという気持ちも大いにありました。
同じように育休取得の希望を伝えるタイミングや相手に悩むプレパパの少しでも背中を押せるよう私の体験や考えたことを書いていければと思います。

この記事のまとめ
◆「育休取得は男性の権利」と思い、妻や赤ちゃんのためにも勇気を出して話してみよう!でも「とって当然!」という態度は前面に出さない方がBetter。報告は早めがBetter、でも仕事のピーク時を避ける相手への配慮は忘れずに。<報告先とタイミング>
部長・課長への報告:妊娠3ヶ月ごろ、安定期に入ったタイミングで 出産予定日の7ヶ月前 – マネジメントは人員確保の都合もあるから安定期に入ったら早めの報告が吉
上司・業務指示者への報告:妊娠5ヶ月ごろ、仕事がひと段落したタイミングで 出産予定日の5ヶ月前 – 相手に不安感を与えないように仕事のピーク時は避ける方が良い
チームメンバー(同僚・部下)への報告:妊娠6ヶ月ごろ、個別に話す機会がありそのタイミングで 出産予定日の3ヶ月前 – 相手に不安感を与えないように仕事のピーク時は避ける方が良い
(仕事を共にしていない)チームメンバー(同僚・部下)への報告:出産予定日の1ヶ月前 (育休取得の2ヶ月前) 業務以外の事務作業などの引継ぎに十分な時間を確保できるタイミングが良い

一年間の育休取得希望、誰にいつ連絡した?

部長・課長:妊娠3ヶ月ごろ、安定期に入ったタイミングで 出産予定日の7ヶ月前

部長:まずは妊娠を喜んでくれた。1年間の育休を取得したいと希望を伝えたところ、いいな〜という反応を返してくれて部長さん自身の時は3日しか取れなかったな〜という自身の経験を話してくれた。それでも海外の会社であり子育てに関してお互いに理解がある状況だったので、時短勤務やお迎えなどで早引きすることに関しても理解のある職場だったよう。印象的だったのは、部長さんの目から見ると日本の職場では子育てしながら早引きとか風邪を引いたから早退、とか臨機応変な対応をとるのは難しいかもね、というように行っていた。

課長:部長と同じ日に報告、相談し妊娠を喜んでくれた。1年間の育休を取得したいと希望を伝えたところ、1年もの長期間を会社の制度的に取れるのか、周りでも男性でとった人がほぼいないのでちょっと調べてみるね、と言ってくれた。今のチームでの人員管理などを行っているので調整の手間や悩みの種を増やしてしまい申し訳ないと思いつつも、もともと近いタイミングで私の別部署への異動が検討されており私が異動する前提で様々な人員調整を行ってくれていたらしく影響は最小限だったかなと思った。
また産休取得のタイミングも一応今の仕事がひと段落するぐらいの時期を予定していたので育休取得しても大丈夫じゃないかな、という言葉をもらった。
比較的早い時期に相談したけれど、その後のフォローで妻や子供の具合を気にかけてくれたり、コロナで緊急事態宣言が出た際には完全在宅勤務としたい希望もスムーズに伝えられたため早めに相談してよかったです!

チームリーダー (業務指示者):妊娠5ヶ月ごろ、仕事がひと段落したタイミングで 出産予定日の5ヶ月前

仕事がひと段落し、かつ年末というタイミングで小さな忘年会がてら食事に行った際に報告。ちょうどコロナが落ち着いて緊急事態宣言などが解除されているタイミングだった。1年間ほどの取得希望と取得希望時期を伝えたところ、そのタイミングなら仕事もひと段落していて大丈夫じゃないかな、という反応だった。
うち一人は実際に育休を取得した男性先輩だったため取得するタイミングは事前に周知してそのタイミングをずらさないように、というアドバイスを受けた。そうでないと、ずるずると仕事から抜けられずにいつまでも育休を取得できなくなるよ、という説得力ある説明だった。

チームメンバー(同僚・部下):妊娠6ヶ月ごろ、個別に話す機会がありそのタイミングで 出産予定日の3ヶ月前

おめでとうございます、との言葉をもらいました。
自分がいなくなることでその先の仕事に不安を与えないように、その時期までに残っているであろう仕事の内容や自分がいなくなっても代わりの人が私のポジションの代わりに入ってサポートしてもらうことを伝えました。

チームメンバー(その他、直接業務に携わっていない方):妊娠9ヶ月ごろ、年度の変わり目で一般業務の担当・引継ぎなど考えるタイミングで 出産予定日の1~2ヶ月前

 

妊娠報告に関して総じて思ったこと

報告するならタイミングは早い方がいい

私もこの育休の相談のタイミングで知ったのですが、どうやら自分の異動についての話が、自分の知らないところで上司やマネジメントの方々は人員調整をどうするかを話されていたようです。
自分が不在になることの調整や準備は早ければ早いほど取れる手段が多くなるため、残される上司のためにも早めの報告がいいですね。

報告するなら仕事の谷間を狙った方がいい

育休を取る権利はあっても、そのためには周りの人に自分の抜けた穴を埋めてもらう必要があります。仕事の忙しくない時期であればいいですが、
伝えるタイミングが仕事がめちゃくちゃ忙しいタイミングだと相手にも衝撃がでかい。また「こんな忙しいタイミングで取るの?」と実際にはまだ育休取得が先にもかかわらず不満を抱かせてしまうかもしれません。
なので伝えるなら、仕事の何回かある谷間のタイミング、つまり大事な打ち合わせが終わった後や、困難な問題が解決、もしくは先行きが見えた頃などがいいです。
全ての仕事が完全に終わってからという意味ではなく、長い仕事の中で山・谷とありますのでそのタイミングを見計らって伝えることができればいいかなと思います。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました