産後2週間で1ヶ月間 仕事復帰したパパのお世話時間割

仕事

出産→産後休暇(2週間)→職場復帰(1ヶ月)→育児休暇(現在)と過ごしてきて、限られた時間ではありましたが赤ちゃんのお世話と仕事を同時期に行う期間がありました。
その期間中は、「在宅勤務」と「出社勤務」の両方を経験できたのでその間、赤ちゃんのお世話についてどのように夫婦で分担したか、 仕事復帰したパパのお世話時間割 」について紹介したいと思います。

はじめに 職場復帰のタイミング

産後2週間は産後休暇を取得して、その後に以下のように職場復帰しました。

  • 「在宅勤務+時短勤務」で2週間
  • 「出社勤務+フルワーク」で1週間
  • 「在宅勤務+時短勤務」で1週間

在宅勤務期間中のお世話時間割

<パパ スケジュール>
9AM~6PM: 在宅勤務
9PM~4AM: 夜間の赤ちゃんお世話 (ミルク・おむつ替え)
4AM: 朝食
4AM~9AM: 2度寝、休息時間

ポイントとしては、夜中の赤ちゃんのお世話は私が行い妻の睡眠時間を確保しつつ、明け方のお世話からは妻にお願いして、勤務開始前に連続して5~6時間の睡眠時間を確保する、ということを行いました。

連続した睡眠時間を確保することで、体力・精神的に回復を実感できて、なんとか日中に仕事をすることができました。

しかし、私が在宅勤務用のエネルギーを確保できる分、産後すぐのママには私の想像以上の負担をかけていたことが後述するBody Batteryの考察からわかりました。

パパが仕事中だと、赤ちゃんを寝かしつけなければというストレスも感じるし、私は打ち合わせが多い仕事だったため、在宅勤務をして家にいても困った時にママを手伝ってあげられない時も多々ありました。

在宅勤務中の私の仕事スペースと、赤ちゃん・ママの過ごすスペースが同じ部屋だったということも高いストレスの原因の一つかもしれません。

在宅勤務時の部屋のレイアウト、仕事スペースと赤ちゃん・ママのスペースは以下の記事で紹介しております。

 

在宅勤務ができたことで、沐浴を一緒に入れたり、日中でも私が打ち合わせなどでなければ赤ちゃんのお世話をサポートできたりというメリットはありましたが、それでも妻への負担は大きかったと思います。また、私自身も会議中に赤ちゃんが泣き止まなくて気が散ってしまったり、互いに負担が大きかったなと感じます。
また職場との仕事の調整も必要で私は「在宅勤務」と「時短勤務」をさせてもらいました。私の場合は一度、産後休暇をとった後に職場に復帰しましたが、職場復帰後も産後休暇中のサポート体制のまま継続してもらえたのは非常に助かりました。ただ、これも職場の人とよくコミュニケーションをとって自分がどう働きたいのか、上司はどう働いて欲しいのかを十分にすり合わせておく必要があると考えます。

出社勤務期間中のお世話時間割

<パパ スケジュール>
7AM~9PM: 在宅勤務
9PM~7AM: 睡眠

私の場合、どうしても出社しなければいけない打ち合わせがあり1週間の間は出社勤務を行いました。出社するため、最初の3日間は夜間のお世話含む全てのお世話をママにお願いする「ワンオペ」の状況になってしまったので、ママにも非常に高い負担をかけてしまっていました。

この期間は妻が一人で日中赤ちゃんのお世話をすることとなってしまうために、妻側の親族に事前にサポートをお願いしていました。
なるべく妻の負担を軽減できるよう、事前にサポート体勢を確認しておくなどのケアは必要です。

休日・育休期間中のお世話時間割

<パパ スケジュール>
9PM~9AM: 赤ちゃんのお世話
9AM~9PM: ママと交代で赤ちゃんのお世話

仕事がひと段落し、育児休暇に入ってからは私の赤ちゃんのお世話の比率を増やして、今まで負担をかけていたママにはゆっくり休んでもらえるようにしました。

この頃ママの寝室を変更し、夜間のパパのミルク調乳作業で起こしてしまうことが無くなり熟睡できるようになりました。

 

上記スケジュールで過ごした時のストレスレベル

今まで紹介してきたスケジュールで実際に過ごした時に、私とママがどれだけ回復できて、どれだけストレスを受けたのかをスマートウォッチの測定機能を使って可視化しました。

測定にはGarminのスマートウォッチを用いて、「Body Battery」の項目を参照しました。以下がBody Batteryの説明内容です。

GarminのBody Batteryは、1日を通してエネルギーの蓄えを測定します(0~100)。

  • 高い数値はアクティビティのためにエネルギーが蓄えられていることを意味し、低い数値はエネルギーが消耗していて休息が必要な可能性があることを意味しています。
  • 休息と快眠によってBody Batteryが増えます。 きついアクティビティ、過度のストレスや睡眠不足はエネルギーを消耗する原因になります。

パパBody Battery

ママBody Battery

仕事を復帰してからはBody Batteryが底打ちになるなど、パパ・ママともに疲労が蓄積されていたことがわかります。

より詳細な比較・考察記事は以下から参照ください。

同時期のストレスレベルを比較した結果から、自分の認識とママ側の実際の活力の差異が明確になって、お世話の方法を振り返ったり今後変えてみたい事など話すきっかけとなりました。

働きながらの子育てはパパ・ママ・職場みんなしんどい

実際に出産→産後休暇(2週間)→職場復帰(1ヶ月)→育児休暇(現在)と過ごしてきて、赤ちゃんのお世話と「在宅勤務」と「出社勤務」の両方を経験して感じたことは、仕事と育児・家事の両立は難しく産後の回復しきっていないママへのしわ寄せが大きく出てしまうということでした。なので理想としては出産後はそのまま育児休暇に入れた方が良いと思います。

また職場との仕事の調整も必要で「在宅勤務」や「時短勤務」をさせてもらうことで、その分他の人にカバーをお願いするため職場の人へもしわ寄せが出てしまいます。私の場合は一度、産後休暇をとった後に職場に復帰しましたが、職場復帰後も産後休暇中のサポート体制のまま継続してもらえたのは非常に助かりました。ただ、職場によっては職場復帰した途端に産休前と同じ量の仕事を振られてしまう可能性があるのであれば、やはり出産後はそのまま育児休暇に入った方が良いと思います。上司としては、どの程度仕事を振れるかわからない部下が中途半端に仕事をするよりも、休みに入って完全にいなくなるならいなった方が他の人へ仕事を引き継がせるなど、より効果的な采配を取れるでしょう。

ただ現実には、仕事の都合や周囲の理解などあってまだ育休が取りやすい雰囲気でないのだと思います。

その場合には私のように赤ちゃんのお世話をしながら仕事をする、という選択肢をとる男性も多くいるとは思いますが、その場合には自分が忙しくて辛くなるという覚悟以上に、ママの負担や職場への配慮依頼など事前に十分に考える必要があります。

「初めての赤ちゃんだから、どうすべきかわからない」という場合には、職場の育休をとった男性社員に話を聞いてみたり、ブログやSNSで体験談を探すなどして、自分なりにしっかりとしたリサーチを行って、特にママとしっかりと話して納得した上で選択肢を選んでもらえればと思います。

一人でも多くの男性が育児休暇について考えて、ママや赤ちゃん、ひいては自分のためにも育児休職という一歩を踏み出す、その後押しができれば幸いです。

 

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