資産運用の一つとして、手軽に海外の株式にも投資できる「投資信託」は投資初心者にとっても人気の選択肢です。かくいう私も投資初心者ですので勉強がてら投資信託を行っているのですが、購入する時に「 投資信託で再投資 」 設定をした方がお得と聞いた記憶があるのですが、正直その時はあまりわからないまま設定をしてしまったので、今回改めて確認してみました。
投資信託の分配金受取方法の確認
投資信託で分配金の方法を確認するには、「口座管理」→「口座(円建)」→「保有証券」で確認できます。
再投資と設定できていれば「分配金受取方法」に「再投資」と表示されます。
ここで、
分配金詳細の確認方法
分配金の詳細がどこで確認できるか、SBI証券の質問に掲載されておりました。
分配金を再投資に設定しているので、WEBサイト掲載場所を参考にしてSBI証券のページに行って確認してみましたが特に見当たりません。
そこで各投資信託のページに行ったところでようやくその原因がわかりました。
どうやら購入していた投資信託自身が「分配金なし」のタイプだったことが原因でした。
我々購入者が証券取引の設定で「再投資」を選んでいても分配金そのものが無いため取引履歴に現れてこない、というのが結論でした。
「分配金あり」と「分配金なし」の投資信託のどちらを選ぶべきか
「分配金あり」型の特徴としてどのような点が挙げられるかというと、
- 毎月分配型は「投資対象資産で運用しながら、定期的に資産の一部を受け取れる」
- ファンドが値上がりしているときにその収益の一部を分配金として受け取っておくことで、その後ファンドが値下がりした際、受け取った分配金については値下がりの影響を受けない、という「利益確定効果」がある
という特徴があります。
分配金は一部換金することと同じなので、今後値上がりするなら、分配金は受け取らない方が得ですし、逆に値下がりするなら、分配金は受け取った方が得です。
どちらが得かは相場の動きによるため、投資の目的に応じて決めるのが良いです。
積立投資と「分配型」投資信託の相性はわるい?
積立投資を行う場合は、毎月そのファンドを買い付けていくので、毎月分配型を選択すると「一方で毎月買い付け、一方で毎月受け取る」ということになるため合理的とはいえません。そのため、分配の頻度はできるだけ少ないタイプを選ぶ方が合理的な選択といえます。
長期投資で資産を増やしたいなら「分配金なし」、定期収入が欲しいなら「分配金あり」
したがって資産を増やしたい、という投資を行う場合には「分配金なし」のファンドを事前に選んでおくことが目的にあった運用となります。
逆に、月々の生活のためのお金が定期的に欲しい、という場合には「分配金あり」のファンドを選ぶことも選択肢の一つです。
最後に 目的に応じて「 投資信託で再投資 」
投資を行う際は、「どの資産を投資対象とし、いつ投資するのか」を決定し、そして「投資した資金をどのようなタイミングで手元に戻すのか」についても考える必要があります。分配金の受け取りは、換金と同じく、投資した資金を手元に戻す方法です。分配金に対して正しい知識を持ち、投資目的に合った分配タイプの投資信託を選びましょう。
もしも資産運用全般に興味があれば以下の記事もご参照ください。
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