近年の副業の解禁によって、副業に興味をもつサラリーマンが増えています。「 サラリーマン×副業 」を考えた時に、これから副業を始めたいと思っている人や、副業の時間の確保に悩んでいる人も多いと思いますが、副業のために会社の制度をトコトンまで利用してやりましょう!というのが私の主張です。
●サラリーマンとして会社で働いていて副業に興味がある、もしくは実際に副業をしている人
●本業をこなしながら副業する時間をつくれるのか、または何を副業にしたらいいかわからない人
●本業である日々の仕事に身が入らずに、副業が魅力的に見えている人
会社の制度を”徹底的に利用”することで、「お金の余裕」・「時間」・「学習、スキル獲得の機会」が得られて、そこから得たパーソナルスキルが副業に活かされる!
では、記事の本題に入る前に少しだけ最近の世の中の流れを共有したいと思います。
多様化する「生き方」と、高まる「個人で稼ぐ力」の要求
●副業解禁の流れ:会社が個人の副業を容認するように
●終身雇用の崩壊が間近?: 日本の大企業でも中・高年以上のリストラがとられはじめており、大企業 = 一生安泰 ではなくなっており、個人で稼ぐ力が必要とされる
●人生100年時代:健康寿命が延び、今までの「就職→(労働)→定年→(リタイア後)」労働モデル以外の多様な生き方が選べるようになった
上で述べた背景からわかるように、これからは会社のみに頼るのでなく個人で稼ぐ力を身に着ける必要があって、かつ生き方や稼ぎ方は多様化していきます。
とはいってもいきなり自由な生き方を求めてフリーランスになったり、一攫千金を求めて投資家になる、という選択肢をとれる人はごくわずかだと思います。
リスクを最小限に抑えつつも、より良い将来を実現するための行動は、「サラリーマン(本業)×副業」です。
そして大半の人が直面するのが、この本業と副業のバランスをいかにとるかということです。
ただし、それは会社の制度をトコトン利用することでより質の高い副業を行うことができます。今回はそんな制度を紹介していきます。
サラリーマン×副業 成功させるために利用したい会社の制度
社内・社外研修制度
英語研修
社外の様々な研修機関に委託して実践的な英語でのコミュニケーションについて学ぶことができます。
中学・高校までで行った英文法の知識のつめこみでなく、「ライティング」や「リスニング」、そして「異文化コミュニケーション」など様々な研修を受けてきました。
それらのコミュニケーション能力を測るための試験がこちらのTOEIC Speaking & Writingです。
このTOEIC Speaking & Writingを勉強して知識をつけつつ、自分なりの発信も行えました。
そして実際にこれらの経験は以下に紹介する海外研修でも副業でも活かせていると思います。
海外現場研修
会社によるかと思いますが、海外に拠点を持っていたり工場を持っている会社では海外研修の機会が与えられることもあります。
海外で外国人の方々と働く、という経験はキャリアや人生において貴重な財産となります。
実際に私も海外で働いた際の経験をこのように発信することができました。
プログラミング研修
近年はAIやITの発達し業種・職種によらず高い関心が寄せられております。そんな中で日々の業務への利用や、自身のスキルアップやキャリアアップを目的として会社の補助を得ながらプログラミング研修に参加するということもできます。
上記のほかにも、
セミナー、学会やシンポジウムに参加して、自分が興味ある分野の最新動向について勉強することもできます。
資格補助制度
まずは、自分が獲得したい資格などがある人は、会社に資格補助制度が無いか確認してみましょう。
会社が指定する資格であれば、試験の準備費や受験費を補助してくれます。特に資格獲得の予定がない人でも、TOEICの試験などを法人契約料金で受講することができます。
資格を有していると今後のキャリアにおいて、「自分はこれが出来る人間です」とアピールしやすくなります。また、国家資格などをとることができれば、会社から独立・転職するなどキャリアの幅が広がります。
福利厚生
会社が福利厚生クラブに入っている方はまずはそのHPへアクセスしてみましょう。
私の会社は「リロクラブ」を利用しておりますが、資格学校で有名なTACや大原、様々な通信講座の割引があります。
社員の成長・キャリアアップのために」こうした学習の機会を提供してくれる会社は多いです。
また福利厚生クラブのお得な割引を使用して、自分の趣味や娯楽をトコトン追求して発信するというのも立派な副業になりますね。
寮・家賃補助
日常におけるストレスの原因のひとつが満員電車の通勤です。移動の間に疲労してしまいますし、その間の時間を有効に使えません。また、家を購入したり賃貸を借りたとしても月々のローンや支払いに頭を悩まされます。
そんなときは、会社の近くに住んで通勤時間を節約しましょう。また家賃補助を利用すれば会社の規定により月々数万円の補助がでるので実質給料アップと同じです。
最後に
一見、本業と副業は異なる領域のものだと考えがちなのですが、個人として蓄積した知識や経験といったパーソナルスキルはどこでも活用することができます。
この記事では、会社の福利厚生や研修制度を利用して自身のパーソナルスキルをあげるための「お金の余裕」・「時間」・「学習、スキル獲得の機会」を得ることができる、と紹介してきました。
●サラリーマンとして会社で働いていて副業に興味がある、もしくは実際に副業をしている人
→会社の福利厚生・制度を利用して副業をはじめる、またはさらに充実させましょう
●本業をこなしながら副業する時間をつくれるのか不安な人
→本業の中でも副業に活かせる知識がないか考えてみましょう。純粋に時間がないのであれば引越しや職場などの環境を変えるのも一つの手段です。
●本業である日々の仕事に身が入らずに、副業が魅力的に見えている人
→本業はパーソナルスキルを身に着ける絶好の機会です。本業から得られた経験やスキルで副業に活かせるものがないかリストアップしてみましょう。
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