京丹後ウルトラマラソン 完走記 京都の裏側の絶景を走る

京丹後ウルトラマラソン ウルトラマラソン/Ultramarathon
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京丹後ウルトラマラソン は天橋立で有名な京都の日本海側の絶景を走れる大会です。海や山から成る壮大なジオパークを眺めながら走れるということに加えて、開催時期が9月の3連休なので遠方からでも参加しやすいというメリットがあります。土曜日に現地入りして日曜日にレース、その後はゆとりを持って帰るもいいですし、会場から近くの観光地である天橋立観光や城崎温泉を回って療養して帰るのもいいでしょう。今回はレース中の様子はもちろん、前日からレース後までの様子を写真で紹介していきたいと思います。

第18回2018 京丹後ウルトラマラソン コース紹介

では実際にコース図と写真を見ながら大会コースを紹介していきたいと思います。

歴史街道と壮大な自然の中を走る

コースは京丹後の歴史ある街道や自然豊かな風景を眺めながら走ります。他の大会に比べて街の中での応援が温かったように思います、民家街ではおじいさんやおばあさんが玄関の前に座って手を振ってくれていたり拍手で頑張れと応援してくれるので力になります。またこちらも応援してくれる方々に笑顔で応えようと元気に振る舞うので、自然に疲れも忘れてしまいました。

高低差が少ないコースに見える…けど

コースマップを見ると平坦で大きなアップダウンの少ない緩やかなコースに見えますが、実際に走ってみると縮尺上には現れてこないなだらかで長い上りが多いです。

七竜峠と碇高原

特にしんどいと感じたのは35~40km地点の2回目の七竜峠と、60km以降の碇高原の坂です。

2回目の七竜峠は、30 km を過ぎたあたりから平坦な道が続くのですが、その道が変化が少なくあまり変化のない道ですので走っていて眠くなりました。その平坦な道から急に上り坂に入るのでそのギャップから精神的なダメージが大きかったのを覚えています。

碇高原の坂はレース後半の60キロ以降に出てくること、時間帯的に丁度日が昇って熱くなる昼頃にこの件を超えないといけないため、体力的精神的にもきつい登りでした。この高原を登りきれば71キロ地点の2回目の荷物エイドあるので、そこに元気が出る物を預けてそれを励みにこの高原を乗り切るしかありませんでした(笑)。

 

碇高原の坂 歩くランナーたち

その他にもコースマップ上ではあまり見えてこないですが、なだらかで長い上り坂が多いと感じました。ゴール前最後の 90 km 以降も平坦なように見えますがレース終盤の疲れもあり、周りは歩いている人がほとんどでした。

平坦に見えてもアップダウンはある

他の大会と比べるとアップダウンは平均的なのかもしれませんが、十分にコースの予習をせずに「日本海側の海沿いを走る平坦なコースだ」という思い込みが強かったためこれらのアップダウンが余計に答えたのかもしれません。やはり100キロもあるウルトラマラソンですのでコースの途中にいくつかのアップダウンがあることを想定して練習に臨まれることをお勧めします。

レース前日~当日の流れ

レース前日

受付 ~18:30

他の大会と同様にレースの事前受付が前日と当日の早朝にあります。よほどの事情がない限りはレース前日の間に事前受付を済ませておくことを強くお勧めします。前日だと余裕を持って受付ができるだけでなく、周辺では様々なお店がテントで販売をしているためレース用品で忘れてしまったものなどを急遽買い足すことができます。

大会会場で応援の太鼓

レース前準備・就寝 ~21:00

レース前にしておく準備は思いの外多いです。

  • ゼッケンカードの装着
  • ランニングチップをランニングシューズへ装着
  • 荷物預けの準備
  • 夕食・お風呂
  • 翌日の朝食の買い出し
  • その他電子機器の充電

色々と準備をしていると結局予定よりも就寝時間はどんどんと遅くなっていきます。宿泊場所にもよりますがウルトラマラソンのレース当日は2時半から3時ごろ起床して準備する大会が多いので、最低でも6時間ぐらいの睡眠時間は確保したいところです。人によっては夜の19時には就寝して翌日のレースに備える人もいます。

戦略的な荷物預け準備

意外と荷物預けの準備で何km地点に何を預けるかということに悩みます。

例えば、

  • 着替え(T-シャツ)やシューズを変更するか
  • テーピング・サポーターの装着
  • 当日の天気を考慮して半袖にするか長袖にするか
  • パワージェルなどの補給食はどの時点で補給するか
  • エネルギー補給・つり防止のためのマグネシウム補給・眠気覚ましのカフェイン補給
  • 甘いもの・しょっぱいもの、何が食べたいか

100 km で10時間以上にもわたるレースですので、体の状況も刻一刻と変化します。その時の体は何を求めているのか、痛みはあるのかということを予想しながら戦略的に荷物預けの準備をすることができれば、レースの完走に近づくでしょう。

レース前準備 お役立ちグッズ

ゼッケンベルト

 

 

レース当日

起床・朝の準備 2:30~

早朝起きたら朝食を食べながらレースの支度をします。前の晩のうちに用意しておいたレース着に着替えたりゼッケンベルト、レース用ポーチの支度、宿の場合はチェックアウトをして出発の準備を行います。この準備の間に使用する人はワセリンを塗ったり後はテーピングをしたりします。

案外この時にどこにしまったか分からなくなる場合もあるので前日のうちにしっかりと準備をしておきましょう。

普段と朝食の時間が違うので、おはぎ1~2個と野菜ジュースで十分お腹が膨れてしまいました。レースの前日や当日の朝に何を食べていいかは毎回悩まされます。

会場へ移動・スタート前 3:00~

大会によっては、スタート会場の近くに駐車場があって徒歩でスタート地点に迎える場合も会れば、遠くの駐車場に止めた後シャトルバスでスタート地点に向かう大会もあります。

大会によって様々なので事前にしっかり確認して当日出発する時間を決めましょう。スタート地点に着いた後も預ける用の荷物を指定の場所に預けたり、出発前のトイレなど意外と時間がかかるのでレーススタートの1時間前には会場についた方が良いです。駐車場を見ると開始1時間前でも既にかなりの旦那が準備していることに驚きます。

レースは朝の4時半スタートですので開始直後はまだ暗くライトの着用が推奨されております。それでも走るコースは街中なので周りのランナーについていくことで注意すれば走っていくことができます。

17km地点付近で、朝のヘッドライトやウィンドブレーカーをあずけることが出来ますので、不要なものはここで預けてしまいましょう。

レース開始 4:30~

レースが始まってしまえば後はゴールに向かってひたすら足を運び続けるのみです。長い戦いが始まりますがその中でもコースが見せる雄大な景色や応援の人との触れ合い、自分の体の調子との対話を通して完走を目指します。

人によっては自分を鼓舞させるために音楽を聴いたり、一緒に出場した仲間と並走して走っているランナーを見かけます。自分のスタイルに合った走り方を見つけてウルトラマラソンを楽しんでください。車や電車では通り過ぎてしまうような何気ない景色でも、良いなと思ったものには足をとめて(小休憩もかねて)写真をとっていくのも楽しみの一つです。

私は走ってる間に自分を元気づけてくれるミュージックリストを用意して辛くなったらそれを聞きながら走ります。

長い間走ってくるとどうしても体に違和感や痛みが出てくるので、出発前のテーピングや荷物預地点にサロンパスなどの疲労回復用装備を準備したり、どうしても痛みがある場合には痛み止めを飲みながら走ると言う戦略もあります。

これらの回復アイテムや痛み止めは確かに効果がありますがレースの序盤で取り入れてしまうと本当に厳しくなった後半で効果が実感できにくいなどの弊害もありますのでどのタイミングで取り入れるかは、よく考えて望みましょう。

また、日中になると気温があがるのでエイドで水をかぶったり、氷で冷やしながら走ることが重要になります。真夏日には、水を含ませられるネックバンドを首に巻いて熱中症を防いだり、帽子・サングラス・アームカバーで日焼け対策を行うようにしています。ウルトラマラソンは昼時の炎天下でも延々と走り続けないといけないです。現にその年ごとの気温によって完走率が大きく変わりますのでに直結しますので、熱さや日差し対策は重要です。

以下の記事でも、装備や完走に向けた準備がありますので興味がある人はどうぞ!

豊富なグルメエイド

長い長いウルトラマラソンですか厳しい・辛いだけじゃなくもちろん楽しいこともあります。その一つに豊富なグルメエイドがあると思います。

一般的なハーフマラソンやフルマラソンはエイドがあっても、スポーツドリンクや水の補給のみである場合がほとんどです。しかしウルトラマラソンのエイドでは、スポーツドリンク・水に加えてコーヒーやコーラ、大会によってはスペシャルドリンクが出されることもあります。さらには食べ物も充実していて、その地域の名産品や温かいおしるこ、うどんなどが出されます!京丹後の場合は、なしやちらし寿司が名産品として出されておりました。

これらのエイドはとてもおいしく私は名産品エイドは必ず立ち寄って食べるようにしておりますか、人によっては長い距離を走った内臓疲労のために体調が良くない場合は無理に食べない方が良いと思います。

今回はそれらの名産品エイドを写真で紹介していきます。

なし

 

へしこおにぎり 塩気がちょうどよい

うどん 疲れた内臓にやさしい

 

フルーツ+すしエイド

 

名産のちらし寿司がたくさん!

 

からだもあたたまるおしるこ

 

名産品のカニをもしたお饅頭

大会前後の観光パートも充実

開催時期が9月の3連休なので遠方からでも時間に余裕をもって観光などもできます。

私は土曜日に現地入りして天橋立を観光し、日曜日にレース、その後は城崎温泉を回って療養して帰りました。

ただし三連休開催の注意として 、連休中の混雑に巻き込まれる可能性が高いことに注意が必要です。特に遠方から参加する場合は新幹線や宿の予約は余裕をもって行うことが重要です。車で会場に向かう場合にも高速の渋滞など考慮してスケジュールに余裕を持った 移動が求められます

絶景コースや道中の旅も「お得に一生もの」の想い出に

マラソン大会やトライアスロン大会のレースは過酷ですが、そのコースには壮大な景色があったり沿道の歓声を浴びながらゴールした感動の瞬間など、記録として残したい場面はたくさんあります。
しかしレースでは、「スマホのカメラではブレブレで上手にとれなかった」とか「そもそもレース中にカメラを持っていなかった」と思い出を映像として残せないことが多いです。

そして、GoProなどのアクションカメラの購入を検討するも「高いし日常的に使う訳じゃないからもったいない」とか「万が一大会ですぐに壊れたりなくしたら大損だ」と考えて結局購入する決断がつかないというのはあるあるですよね。

私もそんな悩みをもつ一人でしたが、この必要なときに必要なものを「モノカリ」でレンタルするようにして悩みは解決されました。

実際にマラソン大会の様子を撮影して編集したのがこちらです。

こうして記録として残すと走ったコースの景色やゴールの感動までしっかりと残すことができます。

これはGoProで撮影しましたが、「モノカリ」でレンタルできる機種や費用はコチラからご確認ください。

カメラは高い買い物ですし、実際に使用してみないとわからないことも多くあります。まずはレンタルで試してそのカメラの特徴や自分のニーズにあっているか確認してから購入する、というのがお勧めです。

最後に

今回は京丹後ウルトラマラソンのレース中の様子と、前日からレース後までの様子を写真で紹介しました。この記事を通して海や山から成る壮大なジオパークやレース中の魅力を発信して少しでも多くの人が大会に関心を持って、同じように完走してほしいなと思います。

 

 

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