模擬一人暮らし のススメ 「一人暮らし」でも「実家暮らし」でもない第3の選択肢

模擬一人暮らし とは、一人暮らしをしているように自分のことは自分で行いながらも実家で暮らしていくと言うスタイルです。
これを行うことができれば家賃等の月々の定期支出や引越しの費用を節約しながら、かつ自立した生活を送るスキルを身に付けることができる、そんな暮らし方だと思います。
今回はその模擬独り暮らしを半年間続けてきた私が定めた模擬一人暮らしのルールと感じたメリット・デメリットを紹介していきます。

「一人暮らし」か「実家暮らし」か

初めて実家を出て独り暮らしをするのは生活の大きな変化です。あなたがもし社会人の場合は、寮が用意されていたりもしくは家賃補助があって会社の近くに住むことができるでしょう。しかし会社から充分近くに住んでいる場合は、会社によっては入寮制度や家賃補助の対象とならず、その場合には自宅から会社に通うか自分で賃貸を探して家賃補助なしでひとり暮らしをすると言う選択があります。

世の中一般にある程度の年齢になって一人暮らしをしていない男性に対しては「自立ができていない」「親離れができていない」「生活力が低そう」と言うイメージを持たれがちだと思います。
しかし一人暮らしにはやはりお金がかかるものですし、社会人になりたての場合家賃や光熱費等月々に数万円の出費があるのは経済的に痛いでしょう。
一人暮らしか実家暮らしかそれぞれにメリット・デメリットがあり、二つの選択肢で悩んでしまうこともあるでしょう。そんな人に私が提案したい新たな第3の選択肢として「模擬一人暮らし」を紹介したいと思います。

模擬独り暮らし のルール

ここでは私が模擬一人暮らしを始めるにあたって以下の4つのルールを設定しましたので紹介していきます。

  1. 掃除家事洗濯などの身の回りの全てを自分で行う
  2. 生活にかかる費用は自分で負担する
  3. 実家の家事も協力できるときに分担する
  4. 食事などのコミニケーションは実家暮らしと同様に取る

掃除家事洗濯などの身の回りの全てを自分で行う

これは模擬一人暮らしの最大の目的の1つである、「生活力」を養うためのルールです。
実家暮らしなら、帰ってきたら温かいご飯が用意してある、汚れ物を洗濯カゴに入れたら翌日にはきれいにたたんでしまわれてる、お風呂も毎日洗っていて清潔なバスルームで入れるということが当たり前の生活を過ごしています。しかしこれらは家族(主に母親)の日ごろの家事によるものであり、自分が快適に暮らしていくには誰かのエネルギーが必要となっているのです。
模擬一人暮らしを行うと、まずはそのことに対する感謝の気持ちを抱くことができます。
そして実際に自分でやってみると、母親が簡単にやっていたように見えたことでも同じようにできないと言うことが多々あります。それでも苦労しながらやっていくなかで、自分なりのやり方が見つかっていきます
そして何より、自分のことは自分でやると、自立心が生まれます。

生活にかかる費用は自分で負担する


これは模擬一人暮らしを通して、「金銭感覚」を養うためのルールです。自分が日頃食べていたものがスーパーで買うといくらかかるのか、日々の昼食を弁当ではなく毎回外食にすると月々いくらになるのか、そして何より自分が暮らしていくためには毎月いくら払っているのかと言うことがわかります。
しかし模擬一人暮らしにかかる生活費は、本当の意味での一人暮らしの際にかかる費用と比較すればはるかに安く済むと思います。それは月々の家賃や水道光熱費がかからないからです(これらの水道光熱費や通信費をいくら負担するかは模擬一人暮らしを始める際のルール設定で変え  ることができますが)。
また自分で支出を管理することによって無駄遣いを減らしたり嗜好品の節約やスーパーでタイムセールの商品を買うなど、生活の中で自分なりの妥協点や工夫できる点を見つけることができると思います。

実家の家事も協力できるときに分担する


これは模擬一人暮らしに「模擬」が入っている理由の1つですが、家族と一つ屋根の下で生活していると言うことを忘れないためのルールです。
完全に一人暮らしをしてしまうと、他人との共同生活の意識が薄くなります。また、よくも悪くも監視してくれる人がいないため、生活が乱れたり、他の人のために行動しようという思いやりの気持ちが薄くなってしまう可能性があります。
自分の身の回りの事はやりつつも、家族への感謝の気持ちを感じたのならばそれを日常の家事やちょっとした手伝いで恩返しするようにしています。その余裕が生まれるだけの生活力を養っておけば、将来結婚などして自分の家庭をもった時にも、素敵な生活を送ることができる思います。

食事などのコミニケーションは実家暮らしと同様に取る


このルールも上に述べたものと近いものがありますが、家族とコミニケーションを取るのは自分のためにも家族の為にも良いことだと思います。もちろん仕事やプライベートの全てを親に話すことは違います、親離れ子離れと言う意味ではある程度の距離感が必要であると言うふうに思います。しかし本当に一人暮らしをしてしまったら実家との物理的な距離も離れてしまい連絡を取る頻度も減っていくことでしょう。
私も模擬一人暮らし初期には、自分でつくったご飯を独り別の部屋に持っていって食べていました。
しかし今では、いずれ年齢を重ねたら親元を離れなければならない時期も出てくるので、せめて家にいる間は日頃からコミニケーションを取るのも親孝行の一つで大事なことなのかなと思います。

模擬一人暮らしのメリット・デメリット

今まで模擬一人暮らしの私なりのルールを紹介してきました。このルール設定に正解は無いですし一人ひとりの生活や家庭の事情に合わせて自分に合ったルールを設定するのが大事だと思います。しかしどのようなルールを設定したとしても「生活力を養う」「家族とのコミニケーションを大事にする」の2つのバランスをとることが重要であると思います。

今度はこの模擬一人暮らしのメリットとデメリットを紹介していきたいと思います。

メリット

  • わからない部分はすぐに聞ける
  • 誰かと暮らす感覚を忘れない
  • 生活に対するアドバイス・叱責は引き続き受けられる

これらにあげたとおり、実家で暮らしながら一人暮らしの生活を練習できるので困ったことがあるとすぐに聞くことができます。また模擬一人暮らしをサボり気味でいたりするとそれを見ている家族から叱責を受けたり、また頑張っていると褒められることもあります。

デメリット

  • 水道光熱費など公共料金の金銭感覚を養うのは難しい
  • 引っ越しの仕組み、家賃の仕組みを理解するのは難しい
  • 自分、家族の覚悟・協力が足りないと普通の実家暮らしに簡単に戻ってしまう

これらの項目は一人暮らしを行う中で自然と経験する項目ですが、模擬一人暮らしでは経験することが難しいように思います。またこの模擬一人暮らしでは家族との距離が近いため自分が甘えてしまったり、また見かねた家族が救いの手を差し伸べてしまうことがあるかもしれません。家族のサポートを受けることの線引きを明確にしておいた方が成功しやすいでしょう。

模擬一人暮らしは一人暮らしと比べていくら節約できるか

では実際に模擬一人暮らしを行うとどれだけのお金がかかって、逆にどれだけ支出を減らせているのでしょうか。

節約できている支出項目は、月々8~10万円ほどです。

節約項目
  • 家賃:月々5~8万円
  • 引越し費用:3~5万
  • 家具電化製品消耗品など初期費用:10~20万
  • (水道光熱費などの公共料金):月々1万円

模擬一人暮らしの支出項目は、基本的には月々の食費が大きく占めると思います。

そのかわり一人暮らしのように学校や勤務先の近くに住むことができないので通勤通学時間は短縮できません。また今まで行っていなかった家事全般を自分で行うためそれらに費やす時間はかかります。それらの家事を行うのは自分だけではなくてまた家族も行うため場所や時間帯をそらすなどの工夫が必要になるかもしれません。

支出項目
  • 食費:月々1万円
  • 交通費:定期代(会社によっては支払あり)
  • 家事に費やす時間

そういった意味では模擬一人暮らしは一人暮らしと比べて係る金銭的な費用は大きく節約することができますが、時間的なコストは一人暮らしに比べるとかかってしまうでしょう。
しかし時間的なコストといっても週末を利用することで料理・掃除・洗濯などは一週間分を半日あればまとめて行うことができます。

いずれにしても一人暮らしを行うにはある程度職場から近くまたこれらの家事を行うだけの時間的な余裕がある人に限られるのかもしれません。

最後に

今まで模擬一人暮らしのルールやメリットデメリット、そして金銭的・時間的なコストの面について紹介してきました。模擬一人暮らしは条件が揃わないと実施するのは難しいでしょう。しかし、一人暮らしの生活力をつけたいと思う人、そして実家暮らしのメリットであるお金の節約、貯金したいと思う人にはこの模擬一人暮らしの導入をぜひ検討していただきたいです。

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